「ライフデザインノート」の活用法 ~エンディングノートとの違いは?
はじめに
当事務所のある横浜市神奈川区では、「ライフデザインノート」を作成し、区民の皆さまに無料配布を行っています。
最近、書店でも「エンディングノート」「終活」「生前整理」というテーマの書籍を目にすることも多くなってきました。
さて「ライフデザインノート」は、どんなものなのでしょうか。
「ライフデザインノート」とは

ライフデザインノートは、全24ページあり、冊子になっています。
もしものときに備えて、自分自身の人生を振り返り、思いをまとめておき、身の回りの人と話し合う機会にするために書いておくことができます。
その他にも、神奈川区内の相談先や、遺言・相続に関する知識メモが載っているので、読み物としても充実しています。
どんな内容を書くのか
ライフデザインノートは、以下の4つの章に分かれています。
全部を記入しておく必要はなく、自分で書き記しておきたいことだけを書いておくことができます。
①わたしのこと
自分のプロフィールや家系図、友人や知人等の連絡先、資産・負債について書いておきます。
忘れないように一覧化しておくことで、メモ代わりにもなります。
全部を載せてしまうと大事な情報がまるわかりになってしまうので、暗証番号やパスワードは書かない(別のところに記しておく)ことが注意点です。
②健康長寿への道
健康チェックができるチェック表が載っています。
また、神奈川区内で行っている生涯学習や地域活動についても記載があり、参考にすることができます。
③サポートが必要となった時
介護や医療についての希望を書いておくことができます。
このブログ(2025年2月22日のブログ)でも紹介した「もしも手帳」と同じ内容を書いておくことができます。
④準備しておけること
葬儀やお墓のことを書いておくことができます。
また、相続や遺言について、分かりやすい説明も載っています。
ここで注意しておきたいのは、ライフデザインノートに書いたとしても、法律的に有効な「遺言書」にはならないということです。
遺言書は、ライフデザインノートへの記載とは別に作成しておく必要があります。
ライフデザインノートは、自分用のメモや備忘録として活用します。
どこでもらえるか
ライフデザインノートは、神奈川区役所の高齢・障害支援課や、神奈川区内の地域ケアプラザで無料配布しており、区民の方であれば、アンケートと引き換えにもらうことができます。
区民の方でなくても、以下のホームページでダウンロードすることができますので、プリントアウトして、ご自身で記入しておくことができます。
エンディングノートとの違い
これまでご紹介してきたとおり、ライフデザインノートは、生前に自分の財産の概要をまとめたり、もしものときの対応を書き記しておくという意味では「終活」とか「生前整理」と同じ内容になります。
そのため、いわゆる「エンディングノート」と内容に違いはありません。
ライフデザインノートは、言うなれば「神奈川区版のエンディングノート」となります。

タイトルの違いだけかな、とも思われますが、これからの人生(ライフ)を再構築(デザイン)して、前に進んでいくためのポジティブな意味がこめられています。
終わりに向かうというより、さらに充実した人生にしていくために、一度これまでの人生を振り返ってまとめてみる、良い機会になると思います。
ライフデザインノートを活用してまとめてみたうえで、法律的なこと、例えば相続や遺言のこと、相続税のこと、生前贈与のことなど、分からない点が出てきましたら、遠慮なく当事務所までご相談頂ければと思います。
ぜひご活用してみて下さい。

