弁護士がオススメする離婚を意識したときに考えて欲しいこと

2019年4月26日

弁護士が考える離婚について

私たちの仕事は、人生の岐路に立ち会うことが多い仕事です。
 その中のひとつに離婚があります。
 今回は、離婚相談でよく話す「考えて欲しいこと」についてお話しします。

 パートナーと別れたいと意識したとき、まず、ご自身の気持ちを確認していただき、それから、将来設計、タイミングを考えて欲しいと思っています。
 よく、「離婚するのとしないのとどっちが得ですか。それによって離婚するか決めたいです。」と仰る方がいますが、離婚は人生の岐路。ご自分で決断できないようであれば、後で後悔しますので、まずはご自身の気持ちを確かめてください。気持ちとは、パートナーに対する気持ちだけではありません。子どもの気持ち、お金、家族とは何か、未来の生活像などなど色々なことを含めて、ご自身の気持ちを確かめてください。もちろん、ご自身の気持ちを確かめるために、まずは離婚でどんなことを決めなくてはいけないか、財産分与はどれ位もらえるか、払うのかなど知ってから決めたいという方もたくさんいらっしゃいますので、そのような場合は、ぜひ法律相談だけでもご利用ください。

 次に、将来設計。男性であれ女性であれ、パートナーがいなくなった後、どのような将来設計を描くか、それが現実的か、非現実的な場合はどのような条件が備われば現実的になるかを考えることはとても大事なことです。お一人で決められる方もいらっしゃいますが、多くの方は、私たちからの離婚手続の説明を踏まえ、法律相談で、私たちと一緒に将来設計を描いていき、人生の目標を立てていきます。
 最後に、タイミングです。将来設計、離婚原因、パートナーの意向、それぞれのご年齢などを踏まえ、離婚に踏み切るタイミングを一緒に考えていきます。専業主婦の方であれば、将来設計の目処が立てることが先決でしょう。働いていらっしゃる方であれば仕事の目処、お子さんの行事との兼ね合い、別居のタイミング、ご親族の援助などで異なってきます。お子さんの親権を取りたい方であれば、お子さんへのアプローチの時期も重要な要素になってきます。家庭内暴力の被害者の方であれば、その程度に応じて一刻も早く別居・離婚の手続きということもあります。人によりタイミングは様々です。これについても、法的な見通しや私たちの経験を踏まえながら、一緒にタイミングを図っていきましょう。

 結婚したときは、多くの方が「この人とずっと一緒に生活しよう」と思っていらっしゃるかと思います。ただ、残念なことに、どんな理由であれ、「この人とはもう一緒に生活できない。」と思ってしまうことも現実としてあります。そんなときは、冷静にご自身の気持ちと置かれた状況を見つめ直し、また新たなスタートが切れるよう、私たちがお手伝いできればと思っております。

 

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2019年4月26日離婚